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国士舘大学イラク古代文化研究所「甦生」~ベツレヘム聖誕教会 修復事業および発掘調査の軌跡~

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国士舘大学イラク古代文化研究所でやっている「甦生」~ベツレヘム聖誕教会 修復事業および発掘調査の軌跡~に行って来ました。ベツレヘム聖誕教会は、2012年に世界遺産登録されたお陰で修復事業が行われるようになり、崩落寸前だった屋根などが修繕され、内部も甦りました。
今年の12/24までには足場や覆いも全部撤去して、全面公開するということなので、クリスマスシーズンの世界的な話題になりそうです☆彡
今企画展では、その修復事業の軌跡とともに修復・修繕の詳細を解説し、並行して行われた発掘調査で新たにわかったことなどを紹介しています。
複数のキリスト教教派によって分担管理されている教会堂では、支配権の問題があって単純なメンテナンスすら難しいのが現状。また現役で使われている宗教施設は発掘調査が許されることがまずなく、「~といわれている」に終始することが多いです。
しかし世界遺産登録されることで、自治政府が関わるようになり、その固定化した状況が動いたことは、極めて幸運だったと言えるでしょう。

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ベツレヘム聖誕教会が建てられたの6世紀のユスティニアヌス帝時代のこと。世界最初の巡礼地だったのですが、150年以上も修復されず崩壊の危機にありました。一番壮麗だったのはモザイクで装飾された12世紀頃。しかしその後略奪と紛争で、(モザイクの)天使の顔は吹き飛ばされていました。
2013年から始まった修復は、あと数年で崩落するところだった屋根から手がつけられ、躯体の修繕の後に柱頭や柱身、壁面・床面のモザイクへと進められました。
汚れと煤を落とし、科学の力を使いながら手作業で綿密に行われる修復は、正に「甦らせる」事業。今眼前にしている色彩と形は、千年以上誰も見ることができなかったものだと思うと興奮が抑えられません。
(余談ですが、修復作業に携わる人の中には日本人女性もいて、こういう分野でも日本の女性が活躍するようになったんだと、展示内容以外のところでもうれしくなりました。
パネル展示は会期中(来年1/30まで)ずっと見られますが、おすすめなのはミニ講座とビデオ上映会。キラキラの眼(まなこ)で研究者がアツく語ってくれます。
(もう一つ余談ですが、クリスマスには間に合わないけれど、実はエルサレムの聖墳墓教会でも洗浄・修復が行われており、来年の夏頃には、聖墳墓教会も聖誕教会も、数百年ぶりに創建当時の美しさを取り戻した姿で見られるようになるそうです。
はぁー行きたい。でも簡単には行けないから、えーい、今冬は梅ヶ丘(国士舘大がある)でベツレヘム気分をヽ(≧▽≦)ノ

https://www.kokushikan.ac.jp/research/ICSAI/news/details_13976.html


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