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<新ローマ法王>清貧の原点はスラム…通いつめ十数年

毎日新聞 3月27日(水)12時15分配信


 他の枢機卿と一緒のバスに乗り、ホテルの宿泊費を自ら支払うなど選出早々、型破りの行動で注目を浴びるフランシスコ新ローマ法王(76)。そもそも、いかなる人物なのか。出身地のアルゼンチンを訪れた。【ブエノスアイレス國枝すみれ】

 新法王となったホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿はコンクラーベ(法王選挙会議)出席のためブエノスアイレスをたつ際、旅行かばんを手に「すぐ帰ってくるからね」と言い残した。自分が選ばれるとは思っていなかったのだ。仕事部屋のカギも携帯し、そのドアは閉まったままだ。

 大聖堂のすぐ横で他の神父たちと台所共有のアパートに暮らす。自室は一つでベッド、机、椅子、整理ダンスしかない。ブエノスアイレス大司教区で6年間部下だったフェデリコ・ワルス氏(32)は「本当に質素な方。自動車も携帯電話も持たず、新聞も靴下も自分で買う。いただいた贈り物は全て貧しい人にあげる。大好物のチョコレートぐらいは食べたかもしれませんが」と証言する。

 生家はブエノスアイレスの中産階級が住むフローレス地区に残る。4軒隣には11歳のころ「結婚したら赤い屋根の白い家に住もうね」とラブレターを書いた初恋の相手が今も暮らす。

 だが「貧しい者のための貧しい教会」を目指す法王の原点は、隣接するビジャソルダティ地区のスラム街にある。十数年間、電車と地下鉄を1時間乗り継ぎ、ふん尿の臭いが漂う道路を歩いて通い、ホームレスや不法外国移民の生活向上に尽力した。住民のスサナ・ビジャビセンシオさん(60)は「車で送るといっても断って歩いて帰られる。私の堅信式(入信の儀礼の一つ)も執り行ってくれた」と言う。97年に建てた礼拝堂の名称は「聖フランシスコ・アシス」。「必要なのは愛と平和だけ」と一切の所有を拒否した13世紀イタリア・アッシジの聖フランシスコにちなんだ。法王名にも選んだ聖人だ。ただし保守派として、貧困層のために武器を取る聖職者も出した「解放の神学」とは一線を画す。

 「枢機卿(カルデナル)」と呼ばれるのを嫌がる。あいさつは「神父(パドレ)と呼んでくれ」で始まり、「私のために祈ってください」で結ぶ。仲間の神父の誕生日には祝福の電話を入れ、南米で広く飲まれるマテ茶を信者と同じストローで回し飲みした。

 神父の性的虐待スキャンダル、バチカンの内紛……課題は山積している。小説「逆さの十字架」でカトリック教会の偽善を暴いた作家のマルコス・アギニス氏は「教会は大改革が必要なことを認識している」と言い、ベルゴリオ枢機卿が法王に選ばれたのは(1)欧州人でない(2)性的虐待問題が火を噴く北米大陸と無関係(3)アフリカの宗教と混在し過ぎたブラジルを除く(4)前法王と違って強いメッセージと存在感を出せる人物--との観点からと分析。「人当たりは柔らかいが信念は強固。同性愛者の教会婚は認めないが、シビルユニオンと呼ばれる一定の法的保護は認めるだろう。妊娠中絶反対の立場は維持する一方、離婚、避妊、神父の妻帯は許す可能性がある」と推測する。



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