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日本脱カルト協会(JSCPR)公開講座「オウムのすべて」

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先週土曜は、日本脱カルト協会(JSCPR)公開講座「オウムのすべて」へ。先着200名と書かれていたので(実際には300人以上来ていたと思う)、早めに行ったら、高橋シズヱさん(地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人)の真後ろの席になり、通路をはさんだ隣は滝本太郎弁護士でした。


長年オウムに関わってきた方々を、テレビでは見てはいても、実際にお目にかかるは初めて。クスッと笑ったり、何気ない話をしてらっしゃるのを見て、「ああ、自分と変わらない、一人の人なんだ」と感じました。


そしてこういう自分と変わらない一人の人が、被害者遺族になり、長きに渡りオウムと対峙してこなければならなかったという過酷さを思うと、たまらない気持ちになりました。


公開講座ではまず、代表の西田氏の挨拶に続き、ジャーナリストの青沼陽一郎氏や降幡賢一氏がオウム裁判について講演し、その後に元オウム信者の3人(オウムで友人を亡くした人、サティアンから5回脱走した看護師、サリンプラント建設に関わり9年服役した人)が登壇。


休憩をはさんでからは、高橋シズヱさんの挨拶と、登壇者への質疑応答の時間が持たれました。オウム裁判に関するレクチャーを聞いて頭の中が整理されて良かったし、脱会した3人のお話には真実味がありましたが、私が心を動かされたのは、高橋さんのお話でした。


傍聴券を求めて並んでいると、加害者の親に会うこともあり、面識ができるのだそう。加害者の親も、事件が起こるまでは、まさか自分の子が加害者だとは思ってもみなかったことで、親が子供を思う気持ちは痛いほど分かるのだとおっしゃっていました。


死刑判決を受けてうなだれる加害者の母親の手に、自分の手を重ねて話をすることもあったとか。また、自分も被害者なのに、自分の子がオウムに入っていたから悪かったと思って、高橋さんに謝ってくる人もいるのだと話されていました。


そのお話を聞きながら、被害者が加害者になり得、加害者が被害者でもあるという、カルト特有の事情を理解しました。その点を展開し、解きほぐしていく社会的な取り組みが必要なのだろうと思いました。


また、今回の公開講座の一つの特徴ではないかと思ったのは、高橋さんの横に元オウム信者の3人が座っていたこと。登壇者用の席だったこともありますが、普通ならば並ぶことのない被害者側と(いわば)加害者側の人たちが一緒に座っている姿を後ろから見ていて、すごいことだと思いました。


何か防波堤のようにも見えて。今後一切同じことが繰り返されることがないよう、スクラムを組み、防いでるように感じられたのです。


元オウムの人が前に出る時には、高橋さんが席を立って、通りやすいようにしてあげていました。ほんの少しでも互いに嫌悪する気持ちがあれば、通ろうともせず、道を作ってあげもしなかったことでしょう。そんなテレビで報道されることのない小さな場面一つを見られたことも、見せてもらったことだと感じました。


地下鉄サリン事件から23年。13人の死刑執行をもって一連のオウム事件に一区切りがついた今年、この事件を機に考えられるようになった問題を、これからどのように防ぎ、また対処していくべきなのか。


主催団体の略称JSCPRのRがRecoveryだということをパンフで知り、そこに何かのヒントがあるように思えて、じっと見つめておりました。


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Comment

見るべきもの、聞くべきものを 

しっかりと見るべきものを見、聞くべきことを聞いて、このような文章にまとめられたこと、敬服致します。
  • posted by 川島堅二 
  • URL 
  • 2018.08/28 13:17分 
  • [Edit]

コメントありがとうございます! 

コメントをくださってありがとうございます!
こういう機会を与えてくださったことを、天にも人にも感謝しております(*^^*)
  • posted by 由愛 
  • URL 
  • 2018.08/30 21:43分 
  • [Edit]

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