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山崎朋子「朝陽門外の虹-崇貞女学校の人々」

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山崎朋子著「朝陽門外の虹-崇貞女学校の人々」読みました。500ページほどある大著ですが、読みだしたら二日で読めるほど内容が興味深かったです。桜美林学園を創立した清水安三の生涯を追ったもので、特に中国のスラム街に女子教育機関「崇貞女学校」を建て、貧しい女性たちが自立できるよう助ける働きをしたことが中心になっています。

桜美林大学は近所にあってよく見かけていたのだけれど、その創立より前に北京で壮絶とも言えるほどの苦労をしていたことは知りませんでした。清水安三の信仰のきっかけになったのがヴォーリズで、それで桜美林とヴォーリズに関りがあるんだと理解できました。キリスト教徒ならば誰でも、神の御心を成したいと思う訳ですが、謙遜なふりをしながら、「出来る範囲で」というのが一般的。でも清水安三は、己の全てをかけてやっちゃうんですね。信仰にオールイン。しかも、どんな困難があっても振り返りもせず。

清水安三だけでなく、妻となった2人の女性の献身と信仰にも驚かされました。最初の妻に関しては、普通の日本人女性がよくぞそこまでと思うし、二番目の妻に関しては、エリートが学問的キャリアを捨てて身を捧げるとはすごいなと。状況的に、また環境的にボランティアの域を遥かに超えたことなんですよね。戦時中だし!中国だし!貧民窟だし!

特に二番目の妻となった郁子が、北京の自分の部屋に着いて最初にやったのが、前妻の肖像画を壁に掛けることだったって、ほんと尊敬に値すると思いました。前妻のやっていたことを尊敬し、それを引き継ぎ、自分が頑張っていこうという、容易くはできない、いえ、私なんぞからしたら到底できないレベルの崇高さです。

これが信仰者なんだなと思いました。今そんな信仰を持って頑張っている人、いるにはいるんでしょうけど、当時はそれくらいの人が今より多かったのではないかと感じました。どうだろ?

読了して、桜美林の構内にある「やすぞう」に会いにいきたくなりました。清水安三の銅像なんですが、学生たちは待ち合わせするとき、親しみを込めて「じゃあ安三(やすぞう)の前で」とか約束するのだとか。その親しみを持っている安三、すごい人なんだよと知らせたいのもあり(*´▽`*)


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