2017.02/01 [Wed]
「沈黙サイレンス」公開記念☆マカオ3
聖ポール天主堂の隣には、修道院とコレジオ(今でいう大神学校)がありました。草ぼうぼうの廃墟というか、発掘途中の遺跡という感じになっていますけれど。修道士がどうやって生活していたかがうかがえる遺構も残っています。
ここに「沈黙サイレンス」のロドリゴやガルペは泊まったことになるでしょうね。ヴァリニャーノ神父は暮らしていたはずですし。ロドリゴやガルペはポルトガルからローマ、インドのゴア、マカオを経て日本に向かったことになっています。
日本で宣教師が書いた報告書はまずマカオに送られ、そこで修道士らによって筆記コピーされ、何通も作ってから船に1通ずつ乗せてヨーロッパに発信されました。
なぜかというと、一つの船団は3~5隻で構成されているのですが、当時は難破率が30~40%だったので、1隻に1通ずつコピーを乗せて送ればそのうち何通かは着くだろうということで・・・。すごい安全策を取って情報を送ろうとしてたんですね。今残っている記録も貴重だと分かります。
《参考》
マカオ~東西の遠い絆②
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