2017.01/27 [Fri]
「沈黙サイレンス」公開記念☆その8西勝寺
遠藤周作がこの寺を舞台としたのは、フェレイラが証人となった転び証文(棄教の証人証明)の写しが残っているから。フェレイラ自身のものではなく、ある夫婦の転び証文で、しかも書き損じの写しに過ぎませんが、そこに「忠庵」の名があるのです。
転び伴天連となったフェレイラの数少ない手がかり、生きた事実を感じさせる物として、遠藤はインスピレーションを受けたようです。
小説と映画の中でも、ここでロドリゴとフェレイラの間に本質的な対話がなされ、とても緊張感のある場面となっています。
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