2015.02/28 [Sat]
「ひつじが丘」
三浦綾子の「ひつじが丘」を読みました。
この際だから有名どころを読んでおこうと思い
近所の図書館から三浦綾子の全集の1を借りてきたのです。
ややメロドラマ的ではあるものの、話に入っていきやすく、
それでいて人の心理の動きは正確に描いているので、
そこが「文学」なんだなと思いました。
ストーリーは一人の美少女が転校してきて、
誰もが好きになってしまって、複雑な異性関係になるという、
恋愛ものが苦手な私には苦痛なパターン。
しかも美少女や美女にみんな夢中って、
何だかなぁ。。(ブス目線でスミマセン)
しかしこんな俗っぽい世界の話が
聖書的なテーマにつながっていくのですから、さすがです。
罪人の悔悛こそが主と通じる救いの道であり、
人を裁くことほど高慢なことはないという、
クリスチャンなら知識として知っていることが、
実体的に感じられるのです。
作家って、偉大な使命なんですね。
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