FC2ブログ

Heaven's Cafe

キリシタンのあしあとを求めて・・・♪

Entries

<茨木城>「幻の城」地域の心つかむ

s-14y11h041.jpg

茨木城>「幻の城」地域の心つかむ
読売新聞2014年08月03日 05時00分

 高さは5メートル以上、杉30本を使っているという。木造瓦ぶきのやぐら門を、黄色い帽子をかぶった児童が元気よく、くぐっていく。

 茨木市中心部にある茨木小。門は正門として使われている。同校が茨木城跡にあることから、市が1993年、創立120周年に合わせて復元した。「タイムスリップしたようでしょう」と松木嘉英校長は笑う。

 茨木城は、賤ヶ岳の戦いで豊臣秀吉に味方した中川清秀や、家来だった片桐且元らが城主を務めた。しかし、1615年の一国一城令で廃城に。近くの茨木神社には、同じく城の門が残り、秀吉がここの井戸水を好んで茶会で用いたと伝わるが、周囲に城の名残を感じさせるものは少なく、復元は住民らが呼びかけたのがきっかけだった。

 長男が同校に通っていたため、記念事業の事業委員長を務めた小林信弘さん(67)は「来た人に喜んでもらえるし、子供たちにも地元の歴史を感じてほしくて。私自身も見てみたかった」と振り返る。

 同校では昨年度、マスコットキャラクターのアイデアを児童から募集し、やぐら門をモデルにした図案が採用された。名称は「やぐもん」。入学式では着ぐるみが登場して、新入生を歓迎した。松木校長は「子供たちは門に誇りを持つようになった。安土桃山時代の様子などを想像する児童もいますよ」と胸を張る。

                    ◇

 市内には「茨木城主もなか」という名の菓子も販売されている。和菓子店「ちとせ」の経営者・崎本悦緒さん(62)が20年ほど前から売り出した。箱には天守閣が描かれ、もなかの皮は凹凸を付けて城の石垣を表現している。

 実は茨木城は絵図などが残っておらず、今なお、全貌がわかっていないが、茨木小出身の崎本さんは、小学生の頃から、その姿を思い描いてきた。「昔からこの城に親しみがあり、どうしても商品にしてみたくて」。天守閣や石垣も自身のイメージをもとにしたという。

 姿、形もわからない「幻の城」。それがかえって、地域の人たちの心をつかんでいる。(上野将平)

 ◆茨木城

 築城年については諸説ある。現在の茨木小の北側に本丸があったとされ、中川清秀が入城した頃から、城郭や武家屋敷などの城下町が整備された。やぐら門は奈良県の片桐家の菩提(ぼだい)寺、慈光院に移築されたと伝えられており、同校での復元の際に参考にされた。

 ◇太閤なにわの夢募金

 大阪市と読売新聞大阪本社は、大阪城の地下に眠る秀吉時代の石垣を発掘、公開する事業の資金を募るため、「太閤なにわの夢募金」に共同で取り組んでいます。1万円以上の寄付をした方に、造幣局製造の「太閤通宝」を贈呈するなどの特典があるほか、寄付額に応じて所得税、住民税が控除される優遇措置もあります。

 寄付はゆうちょ銀行、郵便局での振り込みか、公式ホームページ(http://www.toyotomi-ishigaki.com/)からのクレジットカードによる申し込みになります。

 問い合わせは、大阪市・城魅力担当(06・6469・5164)、読売新聞大阪本社事業本部(06・6366・1867)へ。

 この募金の応援企画として、毎月第1、3水曜日夕刊で、現代に息づく秀吉の夢や功績を取り上げる「なにわの夢」を掲載しています。

2014年08月03日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

関連記事
スポンサーサイト



Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

由愛(ゆめ)

Author:由愛(ゆめ)
キリシタンのあしあとを求めて旅するサイト『天上の青』の管理人をしています☆

twitter

最新記事

ブログカウンター

最新トラックバック