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Heaven's Cafe

キリシタンのあしあとを求めて・・・♪

Category [キリシタン ] 記事一覧

「ご聖体の連祷と黙想の図」に関する岡美穂子講演

   昨日は五島で行われた「潜伏キリシタンの祈りの世界」展講演会にZoom参加。古巣馨氏(長崎純心大学教授)と岡美穂子氏(東京大学大学院情報学環准教授)のお話すごかったです(語彙力...)――――――是非とも聴きたいと思っていたのは、澤田美喜記念館収蔵「ご聖体の連祷と黙想の図」に関する岡先生の講演。この絵図の発見は、約2年前に緊急調査報告会が開かれるほどセンセーショナルなものだったんですが、その後の調査の進捗は...

「新・明智光秀論」at 永青文庫

コロナが怖くてギリギリまで迷ったけど、昨日細心の注意を払って永青文庫に行ってきました。財団設立70周年を記念した「新・明智光秀論」が今週末までということで。お目当ては明智光秀よりも細川ガラシャですけども。ガラシャの手紙は全部で17通ほど確認されているのですが、そのうち永青文庫所蔵の4通(熊本大学附属図書館寄託も含め)が展示されていました(うち一つは重文)。4通のうち3通は味土野にも同行した小侍従宛て。ガ...

日本人キリシタン「奉答書」のことなど by館報「みき」

聖三木図書館はクローズのまま(郵送での貸出が開始)ですが、館報「みき」が届きました。川村信三教授が「バチカンと日本100年プロジェクト」の詳報を伝えてくれています。バチカン美術館内の「布教民俗博物館」の日本文物には、今なお手つかずのものが多いのですが、コロナより前に現地の研究者を雇用し閲覧・整理を継続を依頼したことが功奏し、現地からの情報提供によりコロナ禍においても研究成果を挙げているというのはうれ...

キリスト教史学会シンポジウム「キリシタン研究の再考ー過去・現在・未来」の総括

キリスト教史学会第74集「学会創立70周年記念号」をようやく読み終えました。巻頭特集は史学会のあゆみをまとめた岡部一興氏の記事で、特集1は昨年行われた第70回大会シンポジウム「キリシタン研究の再考ー過去・現在・未来」を総括した川村信三氏の記事、特集2は昨年が3.1独立運動100周年だったことから行われた公開講演の記事で、どれも中身がぎっしり。論文5本と研究ノート4本も読みごたえがあり、識者による書評を添えられてい...

松江市郊外のキリシタン関連地

松江市郊外の浜乃木にある善光寺は、松江に流配された浦上キリシタンが牢生活をした場所。ここに移動してくる間に2名が死亡したので、預けられたのは86名でした。解放されるまでに更に8名が死亡。彼らもカトリック教会で「最後の殉教者」と呼ぶ中に含まれています。しかし松江に流された浦上キリシタンについては、浦川和三郎師の「旅の話」に極めてシンプルにしか記述されていません。浦上キリシタンの記録は、プティジャン司教の...

重要文化財の埴輪「盛装女子」東京国立博物館(トーハク)へ!

     埴輪が見たくなって東京国立博物館(トーハク)へ。今特別展「きもの展」が人気でそちらは盛況(とはいえ時間指定予約制なので「密」は避けられている)ですが、総合文化展(常設展)は1時間につき200人までの入場枠に当日でも185が残るくらいなので混んではいません(特別展を見に来た人も見ていくのでその分人数は増えるけれど)。平成館の考古展示室に至っては、本館の日本美術をたっぷり見た後に渡り廊下を渡ってき...

禁教令が出された年を、お間違いなく

些細なことが気になってモヤっとすることありますよね。いい本なので人に紹介しようと思ったら、誤記があったり。ほんとに些細なことならスルーするのですが、時々あるのが徳川幕府によって禁教令が出された年。禁教令は三回にわけて発布されており、その年月日は以下の通りです。慶長17年3月21日→1612年4月21日(幕府直轄地に)慶長17年8月6日→1612年9月1日(「条々」を発布)慶長18年12月22日→1614年1月31日(全国に拡大)なので...

森島豊先生のキリシタン関連記事。。

こちらの森島豊先生のキリシタン関連記事↓https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73620森島先生は尊敬しているし、論旨にも賛成なんですけど、キリシタン理解に関しては些か疑問。。「豊臣秀吉はキリシタンの少女たちが寝床の相手を拒んだと聞いて驚愕した。わずか十代の娘に「No」と言わせるキリスト教の影響を恐れたのだ。秀吉はその夜バテレン追放令を発令した。徳川家康もキリシタンの側女が棄教命令を拒んだことを機に厳しい...

コロナの徒然に東北6県の殉教者数を調べてみました。

     東北6県の殉教者数   概数(記録で確認できる数)青森:90人(82人)秋田:150人(137人)岩手:540人(523人)補正→360人宮城:130人(115人)補正→310人山形:200人(192人)福島:185人(178人)合計:1295人(1227人)コロナの徒然に東北6県の殉教者数を調べてみました。( )内が記録で確認できる数で、牢内で拷問を受けて亡くなった人や記録に漏れた処刑を勘案して、概数を出しました。もちろん正確...

横浜能楽堂で能のワークショップに。講師は新作能でガラシャを演じた梅若紀彰氏☆

もうひと月以上前になるけれど、横浜能楽堂で能のワークショップに参加してきました。横浜能楽堂の本舞台は、1875(明治8)年、東京・根岸の旧加賀藩邸に建築された染井能舞台の部材を活用して復元したもの。その舞台に上がって、床の感触を確かめ足を踏み込んだときの音を聞いてみたいと思いまして。講師は観世流シテ方の梅若紀彰氏。定刻に地下の第二舞台に行くと、私を含めた20人ほどを前に、梅若氏は気さくな話し方でレクチャ...

「日本で初めてクリスマスが行われた山口市」?

こちらのクリスチャンプレスの記事なんですが、当初は「日本で初めてクリスマスが行われた山口市」と書かれていました。それを読んで、少々事実と異なるので、差し出がましいとは思いつつ編集部宛にメッセージを送りました。「ご存知のとおり1549年にザビエルが来日していて、その年と翌年のクリスマスを祝ったはずです。1551年の山口でのクリスマスは、記録に残っている最初のクリスマスになりますよね。記事の表現が適切であるか...

文京区の「春日局・細川ガラシャ顕彰プロジェクト」

少し微妙だなと思うのですが、キリシタンの名前が出てくるのでちょっとご紹介しますと、いま東京都文京区では「春日局・細川ガラシャ顕彰プロジェクト」が進行中で、「春日局・細川ガラシャゆかりの地マップ」が提供されています。「え、ガラシャ夫人?」って感じですが、文京区HPによると「2020年の大河ドラマは、明智光秀を主人公とした『麒麟がくる』です。明智光秀の重臣の娘は春日局であり、光秀の娘は細川ガラシャであるなど...

竹田のキリシタン洞窟礼拝堂

ツアー2日目は竹田のキリシタン洞窟礼拝堂とキリシタン資料館へ。九州のナイアガラの滝というものを見て、そこから三重にあるキリシタン墓群を訪ねました。   こちらは風化著しく、十字の刻印が見えなくなりつつあるものも。野外に刻印を上にして置かれているので、このままでいくと・・・と心配になりました。 ラストは大友宗麟のお墓。折しも桜が咲き始めていて、鳴き交わすウグイスの声も聞けました。 帰路には...

ペトロ岐部記念公園

国東半島を回りながらペトロ岐部記念公園と資料館を見て、福岡へ抜けました。岐部の里山に作られた公園は、静かで自然を感じられて良いです。岐部城跡の遺構も少しだけ残されていて。...

由布院のキリシタン墓地

カンファレンス3日目は川口一彦氏による「東方キリスト教(景教)の入門」。午後からはキリシタン史跡めぐりのツアーということで、由布院のキリシタン墓地に行きました。 言葉もなく緑陰に佇むキリシタンの墓碑。経年変化していく切ない姿を見ました。どうか彼らに関する記憶まで風化して消えてしまいませんように。 由布岳ドライブとお土産屋まわり、温泉を楽しんで宿泊施設へ。よく眠れました(^o^;)...

幸福寺跡に残る石造物「南無阿弥絶仏」

墓参のついでに愛知県在住の川口一彦牧師と待ち合わせて景教碑を見て、私の夫と三人で御嵩(みたけ)へ。岐阜の山中にある幸福寺跡に残る石造物「南無阿弥絶仏」を見るために。 案内人なしには行けない所にあるため、東海地方の主なキリシタン遺物では、今まで唯一見る機会がなかったものなのですが、今回川口牧師の案内でやっと行けるようになりました☆ 途中、道の駅「志野・織部」で休憩して、陶器を見たり、近くの山でいくつも...

アウグスティヌスとキリシタン!

さーてと、アウグスティヌスが出てきたら、彼とキリシタンとの関わりについて触れないわけにはいきませんよね!(最初からそれが語りたかった?w 1591(天正19)年。加津佐で出版された「丸血留の道」にはアウグスティヌスへの言及が数か所あります。 「アグスチノ(キリシタン)ニ成リ玉ハザル以前ヨリ大学匠ニテ、此御法ヲ云イ崩サントシ玉ト雖、御主御堪忍深ク在マスガ故ニ、命ノ隙ヲ延ベ玉也。其レニ依、(キリシタン)ニ成リ...

須賀敦子「霧のむこうに住みたい」

須賀敦子「霧のむこうに住みたい」読みました。この人の本は、寝る前に読むと、心が鎮静化して寝つきが良いように思います。イタリアで暮らし、そこの人々と交流し、ヴェネツィアやアッシジなどに出掛けて、その中で思ったことを綴っているエッセイなんですが、今どきのキラキラした感じや旅行の浮き立つ雰囲気はなく、しっとりと落ち着いています。仄暗い部屋に一条の光が差しているような映像が、頭の中に浮かびます。どのエッセ...

キリシタン時代に海外で暮らした日本人

キリシタン時代に海外で暮らしていた日本人については、まとめて書かれているものが少ないのですが、ポルトガルには16世紀中頃から(天正遣欧使節の到着より前から)、日本人が存在していたことが分かっています。メキシコにいた日本人トメ・バルデス(日本名不明)は長崎で売られたことが分かっていますし。すると支倉常長一行が行く前から日本人がいた訳です。また1607~1613年の記録では、ペルーのリマ市に20人の日本人が住んで...

「元立教大学総長、高田茂」について

「元立教大学総長、高田茂」と名乗って、各地で「マリア観音」を発見している人物のことを、立教大学とかに知らせなくていいか考え中です。実際にはそんな総長いなかった訳で、総長どころか教職員にさえ名前はないのですから、はっきり言って経歴詐称ですし、それに基づいて「高田茂博士がマリア観音であると立証した」と宣伝して、寄進を求めている寺にも問題があると思うので。少なくとも本まで出している松陰寺住職と立教大学、...

松之山の「マリア観音問題」その2

憂慮せずにいられなかったのが、新潟県のカトリック教会が「マリア観音巡礼」に訪れたと、マリア観音参拝所に書かれていたことです。教会名まで挙げながら「信徒一同」がこの寺に巡礼に訪れたとされているので、カトリック教会がこの寺とマリア観音にお墨付きを与えているような格好になっています。 境内には七福神などと並んで、商売繫盛稲荷の横に聖母観音マリア像が建立されています。こちらは最近新しく建てられたもので、...

松之山の「マリア観音問題」その1

新潟県十日町市松之山にある松陰寺に「マリア観音」があるというので行って来ました。解説板に「1966年元立教大学総長、故高田茂先生によりマリア像であることが立証され、1982年に新潟景勝100選の選定も受けています」とありますが、調べてみたら、立教大学の歴代総長の中に「高田茂」という人はいませんでした。 高田茂は1970年に「石のマリア観音耶蘇仏の研究」という本を立教出版社から1000部自費出版していますが、それ以外...

神戸の元牧師、隠れキリシタンの遺物を寄贈って・・・ 

神戸の元牧師が隠れキリシタンの遺物を竹田市に寄贈って・・・大丈夫なんですかねぇ??もしその遺物が骨董商とかの手を経て入手された物だったりしたら、竹田市に寄贈されることでそこで混迷をもたらさないか心配です。本物のマリア観音が、神戸からそう簡単に見つかるとは思えません。その20点の「キリシタン遺物」を、寄贈した相手の心理を斟酌せずに本物かどうかを精査することをお勧めしたいです。神戸新聞:隠れキリシタンの...

坂本龍馬を斬った容疑者2人が眠る心眼寺

大阪明星学園の真田丸記念碑の向かい側にあるのが心眼寺。こちらにも出丸跡碑があります。 歩いてみると、高くなっている一帯が出丸跡なんだなと実感します。地形が証人ですね。 こちらの寺には京都見廻組の渡辺篤、桂隼之介の墓もあります。坂本龍馬を斬った犯人の候補者たちですね。私は今井信郎説ですけど(;^_^ 2人の墓石は分かりやすいようにか、本堂の手前に移されていて、すぐ見つけられました。名前が刻んであるシンプル...

細川ガラシャ夫人ゆかりの越中井

続いて訪れたのは越中井(えっちゅうい)。細川邸の中にあったとされる井戸です。石田三成の軍に包囲されて、細川ガラシャ夫人はこの細川邸で亡くなったので、殉教地ではないですが、キリシタン受難地ではありますかね。井戸の静かな佇まいが心に残りました☆...

大坂の南蛮寺跡

先週から大阪、岡山、広島を5泊6日で回ってきました。目当てはやはりキリシタン時代の史跡。大阪に着いて最初に行ったのは、こちらの公園。キリシタン時代に教会があった北大江公園です。この教会の建設に一番尽力したのが高山右近。黒田官兵衛や蒲生氏郷はここで洗礼を受けたと考えられています。今は子供用の遊具がかわいい公園ですけど、ロマンを感じました☆...

「小豆島のキリシタンと高山右近の足跡」

「小豆島のキリシタンと高山右近の足跡」を、小豆島在住で郷土史家の日向様にお願いして送っていただきました。日向様が書かれたもので、自分でコピーして製本したもの。きれいな仕上がりで中身も濃いです。この方と知り合うようになったのはFacebookを通じて。キリシタン関係の出版物で元々お名前は知っていたんですが、直接やり取りができるようになるとは思っていませんでした。実際に接してみてもとても親切に対応してくださる...

「広島教区 殉教地・巡礼地案内」

どうしても欲しくて、カトリック岡山教会の事務室に電話して送っていただいた「広島教区 殉教地・巡礼地案内」。内気な私には電話するって結構高いハードルで、欲しいと思ってから1年以上経ってしまったんですが。。(^_^;) ご好意で無料で送って下さり(いつか岡山教会行ったら献金いたしますm(_ _m))、感謝ですし、読んでますます感謝。詳しく分からなかった場所がよく分かるよう地図までついてて。特に広島と鳥取ですかね。 中...

歴史まんが「キリシタン大名 高山右近」

私の最近のヒットは歴史まんが「キリシタン大名 高山右近」!まんがだから子供用かと思いきや、内容は全然削がれてなくてすごいと思いました。特に右近がキリシタンになった後、和田惟長を討って高槻城主になるシーンが秀逸です。城主になったけれども「私こそ罪人だ」と自分を断罪しないではいられない右近の姿が胸を打ちます。またこの時の経験が後々の選択に大きく影響しているという解釈も、人それぞれでしょうけど私には納得...

右近ゆかりの七尾を巡礼・・・

高山右近の本を買ったら、右近ゆかりの地をめぐる旅行パンフが同梱されていました。募集型の旅行企画ですね。関心がありそうな人に入れているんでしょう。七尾の志賀町など訪れたことがない所もあり、ガイドしてくれるのが木越邦子さんという、金沢のキリシタン史の第一人者で、非常に非常に垂涎の旅行企画となっています。しかし金沢駅発着の3泊4日、7万9500円はちょっとお高め。金沢までの往復もかかる上、一人部屋だと更に1万10...

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由愛(ゆめ)

Author:由愛(ゆめ)
キリシタンのあしあとを求めて旅するサイト『天上の青』の管理人をしています☆

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