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キリシタンのあしあとを求めて・・・♪

Category [沈黙-サイレンス- ] 記事一覧

「沈黙サイレンス」公開記念☆その11フェレイラの墓

映画「沈黙サイレンス」のキーパーソン、転びバテレン・フェレイラの墓があるのは谷中の瑞輪寺。クリストファン・フェレイラはポルトガル生まれの司祭(神父)で、1609年に来日しました。日本語が堪能で、日本菅区長代理として活躍していましたが、1633年に長崎で捕縛され、他の信徒らと共に穴吊りの刑にかけられました。苦しみに耐えかねたフェレイラは、5時間後に棄教。転ぶ合図として言った言葉は「南無三(なむさん)」でした。日...

「沈黙サイレンス」公開記念☆マカオ4

「沈黙サイレンス」には、マカオでロドリゴとガルペはキチジローに会い、日本へ案内を依頼し、半ば強引に引き受けさせます。映画ではマカオに住むたった一人の日本人がキチジローということになっていますが、日本人は他にもいました。国外追放されたキリシタンや、貿易の仕事をしながら国外で暮らす日本人です。彼らが集まって暮らしていた地域が2~3ヶ所分かっていて、そのうちの2ヶ所には行って来ました。天主堂に向かう道の途...

「沈黙サイレンス」公開記念☆マカオ3

聖ポール天主堂の隣には、修道院とコレジオ(今でいう大神学校)がありました。草ぼうぼうの廃墟というか、発掘途中の遺跡という感じになっていますけれど。修道士がどうやって生活していたかがうかがえる遺構も残っています。ここに「沈黙サイレンス」のロドリゴやガルペは泊まったことになるでしょうね。ヴァリニャーノ神父は暮らしていたはずですし。ロドリゴやガルペはポルトガルからローマ、インドのゴア、マカオを経て日本に向...

「沈黙サイレンス」公開記念☆マカオ2

「沈黙サイレンス」にちょっとだけ出てきたヴァリニャーノ神父は今もマカオの聖ポール天主堂に眠っています。ファサードの門が開いている時間なら誰でもお墓を見ることができます。聖ポール天主堂敷地内に芸術博物館と地下納骨堂があり、地下納骨堂の方はヴァリニャーノ神父のお墓を中心に、左右の棚に日本人キリシタンやヴェトナムで殉教した人たちの遺骨が納められているのです。最初見た時は、ヴァリニャーノ神父のお墓よりキリ...

「沈黙サイレンス」公開記念☆マカオ1

映画「沈黙サイレンス」にはマカオでロドリゴとガルペがヴァリニャーノと会うシーンが描かれていますが、それは聖ポール天主堂だったと考えられます。今は正面のファサードしか残っていませんけれど。三人が長い石段を下りていくシーンが美しかったですね。当時マカオがアジアにおけるイエズス会の拠点となっていました。聖ポール天主堂の設計し建築を指揮したのはイタリア人のカルロ・スピノラ神父で、それを手伝って働いた人の中...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その10外浦町

映画「沈黙サイレンス」の主人公ロドリゴが岡田三右衛門となって住んだのは外浦町。旧外浦町の由来碑が長崎県庁の近く、農林中央金庫の前に建てられています。ロドリゴの胸に去来したのはどんな思いだったのか。小説にはこのように書かれています。「彼の家は外浦町にあった。長崎に多い坂路の一つで両側には家々が覆いかぶさるように並んでいる。(中略)私は転んだ。しかし主よ。私が棄教したのではないことを、あなただけが御存...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その9長崎の海

小説「沈黙」の中で一番有名であろう言葉は「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」。長崎から五島に向かう船から海を見た時、その言葉が浮かびました。悲しいばかりではなく、光り輝いている様子は希望的でもありますけど。遠藤周作は長崎を心の故郷と言っていますね。また行ってみたいな(^^♪《訂正!》「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」という言葉を、私は「沈黙」の中の言葉だと思...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その8西勝寺

「沈黙サイレンス」の主人公ロドリゴが、師と仰ぐフェレイラと対面する場となっているのが西勝寺。長崎市寺町にある寺院です。遠藤周作がこの寺を舞台としたのは、フェレイラが証人となった転び証文(棄教の証人証明)の写しが残っているから。フェレイラ自身のものではなく、ある夫婦の転び証文で、しかも書き損じの写しに過ぎませんが、そこに「忠庵」の名があるのです。転び伴天連となったフェレイラの数少ない手がかり、生きた...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その7長崎奉行所跡

「沈黙サイレンス」の中でロドリゴが踏み絵を踏んでいるのが長崎奉行所。ここで主の声を聞くんですよね。長崎奉行所の立山役所は現在、長崎歴史文化博物館となっています。博物館ではありますが、奉行所の威容が伝わってくる外観で、展示の内容も濃いです。元々は山のサンタマリア教会とよばれる美しい教会があったのですが、それを破却して奉行所の建物を建て、キリシタンを吟味し、棄教のための拷問を行いました。長崎奉行は、行...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その6岬の教会跡

実際にフェレイラが穴吊りにかけられたのは西坂でしたが、遠藤周作は奉行所西役所がその場所だと考えていました。1571年ポルトガル船が長崎に初めて入港し、現在長崎県庁がある場所に岬の教会(サン・パウロ教会)を建てたのが始まりで、数回の建て直しを経て1601年に被昇天の聖母教会が完成しました。同時にイエズス会本部、日本人の神学生のための高等教育機関コレジヨなどが置かれ、活況を呈していましたが、禁教令で教会はすべ...

「沈黙サイレンス」公開記念☆その5西坂

映画「沈黙サイレンス」の中でフェレイラが棄教するシーンがありますが、彼が棄教したとされるのは長崎市の西坂。多くのキリシタンが処刑され、ローマ教皇が公式巡礼地とした殉教地です。フェレイラはここで穴吊りに処されて転ぶのですが、一緒に吊るされていた中浦ジュリアン神父は棄教せずに殉教しました。映画でも最も恐ろしい刑として描かれていた穴吊りですが、一体どんなものだったかというと、信徒を転ばせるために、できる...

「沈黙-サイレンス-」初日舞台挨拶を観てきました☆

「沈黙-サイレンス-」を観てきました。初日だったので日本人俳優(イッセー尾形、窪塚洋介、小松菜奈、浅野忠信、塚本晋也)による舞台挨拶があり、いろんなエピソードを聞けて得した気分でした☆8年前にオーディションをやり、2年前に撮影に入ったというのも、スケールが違うなと感じさせられますし、一つのシーンにテイク30とか撮り、時には100回も撮っていると聞き、やはりスコセッシのような世界的な監督ともなると違うなぁと...

「沈黙-サイレンス-」公開記念☆その3

今日は「沈黙-サイレンス-」の公開日ですね。関連史跡はキアラ神父の墓碑です☆ 「沈黙」の主人公ロドリゴのモデルとされるジュゼッペ・キアラの墓碑は調布サレジオ神学院にあり、調布市の有形文化財(歴史資料)に指定されています。「沈黙」では棄教者となるロドリゴですが、「キアラ神父は立派な殉教者です」と、調布サレジオ神学院のガエタノ・コンプリ神父はおっしゃっていました☆戒名として刻まれている「入専」の文字は「ジ...

「沈黙-サイレンス-」公開記念☆その2

「沈黙-サイレンス-」公開記念の関連史跡、第二弾は伝通院。 小石川の伝通院には「沈黙」の主人公のモデルとされるキアラ神父の供養碑があります。なんでお寺に神父さんの供養碑が?と思われるかもしれませんが、切支丹屋敷に幽閉されたまま生涯を終えたキアラが、伝通院に隣接した無量院に葬られ、その無量院が廃寺となったからです。無量院にあったキアラの墓碑は墓地整理で雑司が谷霊園に移され、日本のキリシタンの歴史に...

「沈黙-サイレンス-」公開記念☆その1

映画「沈黙-サイレンス-」の公開記念として、今まで訪れた関係史跡をご紹介しようと思います☆ こちらは「沈黙」の主人公のモデルとなったとされるキアラ神父が亡くなったのは切支丹屋敷。茗荷谷駅から徒歩7分くらいの所に「切支丹屋敷跡」碑が、向かいのマンション敷地に小日向一丁目遺跡の解説板が建てられています☆映画ではイッセー尾形さんが演じている井上政重が下屋敷として拝領し、それをキリシタンを入れる牢に転用した...

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由愛(ゆめ)

Author:由愛(ゆめ)
キリシタンのあしあとを求めて旅するサイト『天上の青』の管理人をしています☆

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