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Heaven's Cafe

キリシタンのあしあとを求めて・・・♪

User Tag [キリシタン ]を含む記事一覧

國學院大學博物館の特別講義「生月島のかくれキリシタン」

國學院大學博物館の特別展「キリシタンー日本とキリスト教の469年」の特別講義「生月島のかくれキリシタン」を聴講してきました。講師は中園成生さん!今とても注目されている研究者です☆「特別講義」と言うだけあって、最初に宮本常一監修の映像15分があり、その後1時間30分の講義、15分の休憩をはさんで、1時間の講義とボリュームある内容でした。お腹いっぱいになるまでたっぷり聞いたという感じです。今まで中園氏の本を読んだ...

かくれテーマは「キリシタンと國學院」?

國學院大學博物館でキリシタン展を見てから、常設展示の校史展示室を見ていてちょっとびっくりな発見を! 浦上キリシタン流配(各藩への分配預託)の実態調査をしに行った佐々木高行が、後で國學院長になっていますね。それで今回キリシタン展で展示されている「浦上耶蘇宗徒処置顛末提要」などの佐々木高行旧蔵資料が國學院にあるんだと分かりました。   佐々木高行は、高札撤去のきっかけの一つとなった岩倉使節団...

國學院大學博物館キリシタン展のシンポジウム

國學院大學博物館キリシタン展のシンポジウムに行って来ました。シンポジウム第二弾となる今回のテーマは「考古学が明かす新たなキリシタン像」。登壇者は、國學院大學の深澤太郎氏、東京藝術大学の今野(いまの)春樹氏、大浦天主堂キリシタン博物館の大石一久氏。   トップバッターの深澤氏は、落語家さんじゃないかと思うくらいの話し上手。滑らかな口調でよどみなく今特別展が開かれるまでの経緯を解説してくれまし...

加藤廣「秘録 島原の乱」

加藤廣「秘録 島原の乱」読みました。74歳の時「信長の棺」で遅咲きデビューして以来、歴史小説界でトップを走ってきたレジェンド加藤廣の遺作がキリシタン物だと知り、読まないでいられようかということで。本を開けば、第一章から抑制の利いた文章で滑り出し、馥郁たる歴史小説の香りが漂ってきます。いいなぁと思って、一章二章・・・。しかし三章から少し拙速な文章運びになってきて、徐々に無視できない程度に。これがあの加...

赤神諒「大友の聖将(ヘラクレス)」

赤神諒「大友の聖将(ヘラクレス)」、愉しみながら読了。本書は大友宗麟に仕えた家臣を描く赤神作品の第二弾で、今回の主人公は柴田礼能(リイノ)。あまり詳しいことが知られていないこのキリシタンを取り上げて、長編小説にしていただいただけで、私としては恩の字。しかもキリシタンの信仰について、ちゃんと調べよく理解して書いてくれています。キリシタンを主人公にした小説は多々ありますが、読んでみると「まじか?」と思...

広野真嗣「消された信仰」

広野真嗣(ひろの・しんじ)著「消された信仰」読みました。最近キリシタン界で話題になっている本で、副題は「最後のかくれキリシタン-長崎・生月島の人々」。著者は自分のことを「ペーパークリスチャン」と呼ぶキリスト教徒で、新聞記者の経験もあるフリーライターです。そんな著者が、世界文化遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に、「含まれなかった」生月島(いきつきしま)のかくれキリシタン史跡を訪...

安高啓明「踏絵を踏んだキリシタン」

安高啓明著「踏絵を踏んだキリシタン」読みました。踏絵に関する本では、この本が今まで出版された中で一番ではないかと私は思います。プロローグに「踏絵は宗教史という一領域にとどまるものではない。江戸幕府の政治史、法制史、外交史、地域史をも包摂した意義がある。そのため、踏絵の認識には正確性が求められる」と書かれているのを読んで、「その通りだよ!」と叫びそうでした。それくらい意義があるのに、教科書レベルでも...

「再検証 小西行長 第三集」

熊本県の宇土市教育委員会が編集した「再検証 小西行長 第三集」を読みました。宇土市はキリシタン大名小西行長の故地として、小西行長関連のシンポジウムを9年前から行っているのですが、その講演会での発表をまとめて刊行しており、本書はその第三集。講演者や内容をどんな基準で選んでいるのか分かりませんが、今までに出ている第三集までを読むに、内容は玉石混交・・・とまではいきませんが、ちょっとレベルに差があるよう...

篠田謙一「江戸の骨は語る~甦った宣教師シドッチのDNA」

篠田謙一「江戸の骨は語る~甦った宣教師シドッチのDNA」読みました。2014年に小日向の切支丹屋敷で見つかった三体の人骨の鑑定を行い、江戸期に来日した最後の宣教師シドッチのものだと特定した研究者が、その過程を詳細に書いたもので、いわば内幕もの。最先端の科学でどのように解明されていったのかということを、専門用語をバンバン出しながら説明していくので、「私の頭で理解できる?」と思いながら読み進めていったのです...

とんぼの本「かくれキリシタン」

新潮社のとんぼの本から出た後藤真樹「かくれキリシタン」読みました。とんぼの本はいつも写真が安定の美しさ。写真につられて手に取って、読んでいるうちに知識も増えるという。細かい字で三段組なので、ほんとは結構なボリュームなのに、きれいな写真のおかげで難しいと感じることなく読めてしまうのはさすがと言いたいです。今回の著者、後藤真樹という人は、キリシタン関係で聞いたことがない名前だったので、どんな人なんだろ...

古田織部美術館編「キリシタンと茶の湯~織部はキリシタンか?」

古田織部美術館編「キリシタンと茶の湯~織部はキリシタンか」を紹介したくて投稿しました。今年の1月から5月に古田織部美術館で開催された企画展「織部はキリシタンか?」に合わせて制作されたもので、10ページにも満たないカタログですけれど、茶の湯の専門家によって、茶道とキリシタンの関係をよくまとめて記述していて、とても優れていると思ったものですから。「古田織部が創案した織部灯籠はキリシタン灯籠だ」「だから古田...

帚木蓬生「守教」の問題点;;

帚木蓬生(ハハキギ・ホウセイ)の「守教」読みました。福岡の今村にも潜伏キリシタンがいて、長崎に続いて信徒発見となるのですが、彼らについてはほとんど資料が残されておらず、どんなふうに福音が入り、守られてきたのかよく分かっていません。その点を有名な歴史小説家である著者が縦横無尽に想像力の羽を伸ばして描いた小説で、第52回 吉川英治文学賞も受賞しています。帚木蓬生は東大の文学部を出てからTBSに勤め、その後東...

「おたあジュリアの横顔 vol.1」ができました☆

神津島をめぐった旅行記「おたあジュリアの横顔 vol.1」ができました☆朝鮮人初のキリスト教徒おたあジュリアが流された島で、彼女の墓といわれる二重方塔を見て、ジュリア祭に参加してきました。ジュリアはこの島を出た後、長崎や大坂で暮らしたことが、近年出てきた資料によって分かっているので、この島に墓があるはずはないのですが、キリシタンの問題の一つとして見ておきたくて行きました。住民がこぞって集まるジュリア祭は...

中園成生「かくれキリシタンの起源~信仰と信者の実相」

中園成生「かくれキリシタンの起源~信仰と信者の実相」読みました。著者は平戸市生月島博物館・島の館学芸員で、捕鯨史やかくれキリシタン信仰の調査・研究に取り組んできた人。かくれキリシタン関係の著作は他にもありますが、本書は「決定版」とも言うべき一冊だと思います。当然ながら、かくれキリシタンの信仰形態に関しては他には見られないほど詳述されており、今後もこれ以上のことは解明されてこないと思われます。なぜな...

清涼院流水「純忠~日本で最初にキリシタン大名になった男」

清涼院流水「純忠~日本で最初にキリシタン大名になった男」読みました。大村純忠が主人公の小説なんですが、この著者、ほんとに小説書くのがうまくて!今どき珍しく本に紐のしおりが付いているのですが、それを一度も使わずに一気読み。ページ開いたら最後まで立ち上がることもしませんでした。勢い睡眠時間削ってしまい、もう、お肌に悪いし...(>_<)もちろんキリシタンだから大好物ですよ、大村純忠。だけど普通に小説とし...

旅行記「ぐんま切支丹風土記new 1」ができました♪

  去年、渡瀬・鬼石殉教記念祭に行って来たときの旅行記を今頃書きました汗キリシタン遺物の難問(アポリア)について、足りない脳味噌でふかーく考察しております。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録勧告されたことで、キリシタン遺物の取り扱いが更に複雑化しないことを願いながら...(;^_^Ahttp://contents.tenjounoao.com/gunnew1.htmlスマホ版は http://contents.tenjounoao.com/sp/gunnew1.ht...

大分旅行記「FacataからBungoへ5」できました☆

大分の臼杵を訪れたときの旅行記「FacataからBungoへ 5」ができました。今回の九州旅行の最終日です。みぞれになりそうな雨の中、キリシタン時代の臼杵教会跡(推定地)、ガラシャ夫人の娘 多羅(キリシタン)ゆかりの寺などを回っています。久家の大蔵に描かれたアズレージョが素敵で、瞼に残っています。良かったら覗いてくださいませ(^▽^)http://contents.tenjounoao.com/facata5.htmlスマホ版は⇒http://contents.tenjounoao.co...

小石房子「豊後の王妃イザベル」

小石房子「豊後の王妃イザベル」読みました。「豊後のイザベル」とは、大友宗麟の継室奈多夫人のこと。イゼベルは旧約聖書に出てくるアハブ王の妻で、神の預言者エリヤを迫害した人物。奈多夫人もまた、キリシタンを迫害したため、宣教師らから「イゼベル」と呼ばれていたのです。さてこの本、イゼベル寄りで書かれているため、キリシタンについてはひどい書きようです。特に大友宗麟は、短慮で好色で、自分勝手で勇気がなく、ヘタ...

内田樹・釈徹宗「聖地巡礼リターンズ」

内田樹と釈徹宗が日本各地の聖地を旅する「聖地巡礼リターンズ」読みました。「聖地」と言っても、サブカルチャー的な「聖地」まで含んだ広い意味のもので、決してエルサレム巡礼の話ではありません。この「聖地巡礼」はシリーズ化されていて、今回の目的地は長崎・京都・大阪。キリシタンゆかりの地をめぐっていたので読んでみたのです。旅人の一人、内田樹はユダヤ教や西洋思想に強い評論家で、もう一人の釈徹宗はお坊さん。キリ...

チューリップバブルに思いを馳せれば

相模原公園入口付近ではチューリップがお出迎え。色も形も様々で、品種改良に夢中になる心理が理解できました。そう言えば、チューリップがオスマントルコからヨーロッパに持ち込まれたのが16世紀。異国情緒溢れる珍しい花として富裕層に好まれました。チューリップの球根栽培に適したオランダで品種改良が行われ、17世紀初頭には高値で取引されるようになりました。小さな球根一個で家が買えるくらいだったとか。それが世界最古の...

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由愛(ゆめ)

Author:由愛(ゆめ)
キリシタンのあしあとを求めて旅するサイト『天上の青』の管理人をしています☆

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